氣の施術師だからこそわかる氣と心、健康的な人生を過ごしていくために大切なこと。少しずつお話しています。
風水の奥義も知っていた陰陽師

風水の奥義も知っていた陰陽師

 

最近は日常の運をアップさせようと風水がブームとなってきていますが、風水とは気の流れを判断し、それに的確に対処する知識のことであります。
風水を毎日過ごす家にとり入れて、運気をアップしたい人は大勢いるかと思います。

方位の持つ意味、色の意味を知り、カーテンや持ち物などにも対処していくことなど、日常で思えばたくさん風水を取り入れているのではないでしょうか。

風水でいう気とは空気の流れではなく、万物を司る永遠不変のエネルギーの流れのことであります。気にも幾つかの種類があり、陰気、陽気、生気、死気、士気、地気、乗気(じょうき)、聚気(じゅき)などがあるとされています。

 

陰陽道でいう風水の基本となる要素は、龍、穴(けつ)、砂(さ)、水(すい)の4つであります。

龍とは山を意味し、もっともよい山は、真龍と呼ばれ、南から北に向かって流れるようにそびえたつ山を指すといいます。

穴とは大地の気が出ている場所のことで、地面に穴が開いている場所という意味ではありません。土地によっては悪い気が出ている場所もあり、穴の大きさは数メートルから数キロの範囲に及ぶものがあります。

砂とは穴の前後左右にある山を指します。
砂にも良いものと悪いものがあり、良い砂に囲まれている穴は、陰陽のバランスがしっかりと調和した素晴らしい環境になっているのです。良い砂とは、ぽってりとした丸みのある山、美しい形の山、高くそびえ立つ山などで、反対に悪い砂とは、頂上が尖っている山、見るからに形が悪い山であります。

最後に水であるが、水は龍の血脈と考えられ、川のことを指しております。陰陽師はこの水を特に重要視していたと言われ、龍と水の関係が良い場所が吉であり、水の支流が多いのはあまり良いとは言えず、一本で曲がりくねっているのが、吉とされていました。また水は透明度が高く、静かで穏やかに流れているものが最高とされていました。

 

陰陽道では陰陽五行説に基づき、気は東、火は南、土は中央、金は西、水は北を示しており、自分がどの五行に属するかによって吉方と凶方を判断していました。自分が五行で火の人は水の方角が凶方になるから、北に行くことはなるべく避けるということであります。

次に具体的な風水の知恵であるが、先ず、住む場所であります。これも当然、地下の大地の気(龍脈)が流れてくる場所と地上を流れる気の二つを考慮して選ばなくてはならないのです。
住居を建てる上で最適な場所としては、左側に川、右側に道路、正面に池、後ろに山や川がある場所であります。良くない場所としては、大通りに面していたり、道の交差している場所、袋小路の突き当り、なぜか神社や寺、城門、役所、金属関係の工場などが近くが挙げられます。

 

住居に適する土地が見つかったなら、今度は家を建てることになりますが、ここでも様々な条件があるのです。まず、家の形であるが、次の四つが理想とされました。一番無難なのが四角形の家で経済的に安定すると言われ、南西方向が欠けた形の家も後々まで家族円満で過ごせるとされています。反対に南東方向が欠けた家では子孫繁栄は望めないが、個人的に経済的に豊かになるとされていました。そして最も良いのが、北東が2段階に欠けた家であります。このような形の家は財産と地位にも恵まれ、子孫も末永く安定すると言われています。

 

続いて家の建て方、特に門を作るときに注意されました。家を建てるとき、門や外壁から先に作ることを避けるということであります。囲いから先に作ると大地に気が先に遮断されてしまい、住居が建つ敷地に大地の気が流れなくなってしまうからであります。そして門は外壁よりも低くすること、高い場合は数々の不幸に見舞われるとされていました。
また、門はなるべく玄関の正面に置かないこと、なぜなら漏気と言って家に溜まった気が外に流出してしまうと考えられているからなのです。

そして絶対にやってはいけないのが、北東の方角に門を置くことであります。この方角は、鬼門と呼ばれ、陰陽師も注意していた方角なのであります。陰陽師はこの鬼門を式神や鬼神(悪い気)の通り道と考えておりました。だから、そこに門を置くと鬼神が自由に出入りできることになり、住む人にとって悪影響を及ぼすと考えられていたのです。

鬼門は二つあり、表鬼門(東北)と裏鬼門(南西)と呼ばれ、この線上に門を構えたり、不浄にすることは忌避(きひ)されたのであります。
良い門の位置は、北西、東、南東、南とされました。ただし、人の十二支によっては凶となる場合もあるので注意が必要であります。

家の中の間取りも気をつけなければなりません。まず、居間であるが、ここでは金運や事業運、地位や名声に関わる財位というものがあります。財位とは、居間の入り口に立った時、そこから見える角の部分のことであります。この部分に色々なものを置くことで財運が良くなるというのです。
では、どんなものを置くかというと、重くめったに動かさないような家具、例えば箪笥や本棚、テレビなどであります。それが無理なら常緑樹、または観葉植物をの大きな鉢植えを置くと、植物の葉から良い気が部屋中に発散され、家の財運が向上するというのであります。

深夜でも注意することがあります。それは、寝る場所(布団やベッド)を寝室の入り口の正面には置かないことであります。門冲(もんちゅう)といって、この場所は外気が直接に当たる場所であるので、就寝の際になかなか芯から身体を休めることができなくなるからであります。

また、北枕もいけないと言われますが、頭の向きを気にする必要はなく、それよりもなるべく頭を壁に近いところにした方が良いとされています。

トイレは西に置くと基本とされていますが、陰陽五行説から見た自分の凶方に置けば良いとされています。ただし、木の人は、木剋土(もくこくど)で土の方位が凶方となりますが、土は中心を表すからといって、まさか家の真ん中にトイレを置くことは出来ない訳であって、木の人はやはり西にするのが無難らしいのです。

 

続いて窓でありますが、窓も外界と家の中の気の流れに関係する部分であり、へたな位置に設置すると、家の気が乱れてしまうと考えられていた。特に南東や東北には窓を付けないようにと注意されています。このように風水の吉凶というものも、陰陽五行説の法則が基本となって考え出されたものであります。

 

家相風水の基礎 方位の持つ意味について

環境を中心に考える風水ではルールの基本となる要素が太陽、土、風、水などの自然の力です。太陽が東から昇り西に沈んでいく動きを元にした8つの方位(北、東北、東、東南、南、南西、西、北西)に家の中心を加えた9つのスペースが風水を考える上でのベースになります。
東西南北は30度、それ以外は60度で考えます。

 各方位にはそれぞれ関係の深い運気やラッキーアイテム、ラッキーカラーなどがあります。 例えば東は朝日が昇る方位なので「若さ」や「健康」「パワー」など活力にあふれた運気があります。逆に北は「財産」「秘密」などの暗く静かな運気を持ちます。

 どの方位にどの運気があるかを知っていると、どんなアイテムを配置すればよいか、どの色を配色すればよいのかがわかります。 これが、各方位の運気を上げるルールというわけです。

次に各方位について説明します。

『北』
 暗くて静かな北は財産などの大事なものを置いておく場所に向いています。ダーク調の家具や金庫、通帳、印鑑などを保管すると良いでしょう。また、「男女の愛情」「秘密」「信頼」「落ち着き」などにも関係の深い方位。ピンク、オレンジなどが暖色がラッキーカラーです。

『東北』
 「(表)鬼門」と呼ばれる方位です。恐ろしげなイメージがありますが、実際には位の高い神聖な方位。キレイに保っておけば障りはありません。ただし、汚れたままにしておくと、健康運、男性、男の子に悪影響があります。そのため汚れやすい水まわりがこの方位にあるのはよくありません。あたっている場合は内装を白にして常に清潔に保たなければいけません。「変化」「転職」「相続」などに関係する運気でラッキーカラーは白と黄色。

『東』
 元気さやチャレンジ精神、情報などの運気をつかさどる方位です。特に若い人にとってはパワーや活力の源になります。音と相性がいいのでテレビやオーディオ、電話などの音が出る家電はこの方位が吉。キッチンやダイニングが東にあるのもいい間取りです。「流行」「言語」などの運気もあります。ラッキーカラーは赤、青、白、ピンク。

『東南』
 「結婚」「恋愛」の運気を持つ方位です。「娘は東南の風にあてろ」と風水では言います。これは「東南から良縁がやってくる」と、考えられているため。女の子の部屋はぜひ東南に作りたいですね。東南は他にも「人間関係」「縁」「信用」など人付き合いを円滑にするために大事な方位です。特に玄関が東南にあると吉、元気に働けます。ラッキーカラーはピンク、黄色、赤、白。

『南』
 「才能」「美しさ」などをつかさどる方位で、ここを吉相にしておくと感が冴え、才能が認められます。いつまでも美しくありたい人にとっても重要な方位です。ラッキーアイテムは観葉植物。特に2つの鉢を一対にして置くと運気がアップの効果が増します。シルバーやクリスタルなどピカピカ光るものとも好相性。また、別離の運気もあり悪い縁を切ります。ラッキーカラーはグリーン、白、ベージュ、オレンジ。

『南西』
 南西は別名「裏鬼門」。大地を表す方位です。茶色をインテリアに使ったり、テラコッタや素焼きのツボなど土に関する素材を取り入れることで運気を上げます。母なる大地の言葉の通り「母性」の運気があり母として妻として女性の運気を上げこの方位を大切にすることで家庭を円満に保ちます。ラッキーカラーは茶色のほかに黄色、紫、グリーン、赤、黒。

『西』
 Dr.コパの風水といえば「西に黄色」が有名ですが、これは誰もが望む金運に関する風水だからでしょう。西は元々実りを表す方位。豊かに実った稲穂の色、つまり黄色がラッキーカラーなのです。西は寝室や和室などにむいていますが反対に避けたいのは水回り。せっかくの金運が水と共に流されてしまいます。ラッキーカラーは黄色、白、青

『北西』
 「主人」「上司」「目上」「出世」などをつかさどる大事な方位。この方位の運気を上げれば、ご主人が良い上司に恵まれて出世します。反対に水まわりがあると運気ダウンが心配です。 ラッキーアイテムやカラーでカバーしましょう。相性のいいアイテムは白くて丸いもの。照明器具を選ぶならこのタイプのものを選びましょう。ラッキーカラーは茶色、ベージュ、白、グリーン、オレンジ。

風水家相の話をするときに最初にすることは家の中心を探すこと。

以上の作業で家の中心点がわかります。そうしたら実際にその場所に立ってコンパス(方位磁針)で方位を確認しましょう。 建築図面に書いてある方位は真北なので必ず調べてください。

※コの字型の家などは中心が無い場合があります。その場合は家の真ん中に鉢植え等を置いてそこを中心としましょう。

吉方位も基本は同じでその中心から地図を見ながら方位を確認しましょう。

 

インテリアの色 風水

風水とは、いまから約四千年前に中国で発祥した「気」の力を利用した環境学です。人の運は環境で変わる。これが風水の根本的な考え方です。元々「いかに安全に暮らすか」ということから始まり、中国の戦国時代に発達した思想を取り入れて発展を遂げました。都市、住居、建物、墓などの位置を決定するためにもっとも有効な方法として使われ、後漢の頃に風水の基礎ができあがったと考えられています。
その後中国では弾圧を受けるなどして、次第に風水は影を潜めていきましたが、台湾、香港などではさほどの影響を受けなかったことから、風水が盛んになっていったようです。日本でも風水を取り入れた建築はありますが、中国の陰陽道の中に取り入れながら発展を遂げたため、とくに風水が独立して扱われることはありませんでした。

この世界は相対する「陰と陽」で成り立っていると考えるのが陰陽道で、この世界にある全てのものは「水」・「土」・「木」・「火」・「金」の五つの大気(五行)で成り立ち、 この五行の循環で、世の中が成り立っているというのが「五行説」です。この思想を『陰陽五行説』といい、すべての物質は、この五種類の性質のどれかに属するとされ、そこから風水方位別色、運気、「風水ラッキーカラー」などが生まれました。

  • ■ 木・植物を象徴する「緑・青」
  • ■ 火・情熱を象徴する「赤」
  • ■ 土・大地を象徴する「黄」
  • ■ 水・『冷たい』を象徴する「黒」
  • □ 金属・『光る』を象徴する「白」

インテリア風水は、陽宅と呼ばれ、家の中の空間をより良い状態に導き、運気を築いていくためのものです。今は日本でも、風水に基づいたインテリアやインテリアグッズが沢山出回っています。簡単にできるものもありますので、ためしに吉とされる小物、色、などを部屋に配置してみると気分も変わって、いい流れを呼び込むことができるかもしれませんね。玄関やトイレは特に大事とされている場所ですので、そこから始めるのもいいでしょう。私は風水のプロではないので詳しいアドバイスはできませんが、インテリアの色風水についてご紹介しましょう。

インテリアカラーアドバイス

玄関 玄関は明るくしましょう。明るい玄関は部屋全体の運気をアップします。シューズボックスの上に観葉植物を置くと人間関係をスムーズにさせてくれます。仕事をうまくこなしたい人は、玄関に木製か陶器で出来た傘立てを置くといいです。ただし、濡れたままの傘を放置すると運気がダウンしますので、気をつけましょう。暗い玄関の場合は、照明器具を置くなどして、明るさを演出しましょう。
リビング リビングに置くテーブルは、丸みのあるものにすると、金運や対人運を豊かにしてくれます。照明は、なるべく明るいものを使い、ランプシェイドは、グリーンかオレンジ系がお薦め。友情を深めたい場合は、ブルーがお薦めです。チャンスをゲットしたいと思っている人は、イエロー系がチャンスを呼び込みます。ソファを置く場合は、仕事運をアップしたい人は皮製のものを、愛情運をアップしたい人は布製のものがお薦めです。
キッチン キッチンは、金運や貯蓄運を大きく左右します。キッチンマットやスリッパの色は方角によって選ぶと良いでしょう。北、北東、北西のキッチンにはホワイトやピンク系を、東や東南なら赤系、ラベンダー系を、南の場合は、グリーン系、ブルー系を、南西や西の場合は、イエロー系、ベージュ系がベストです。食器棚や収納は決まった場所にきちんと整理整頓を。いつも清潔にしておくことが大切です。観葉植物を置いてきちんと世話をして育てると、金運もアップします。
寝室 ゆったりした大きめのベッドを部屋のなるべく東の端におきましょう。ヘッドボードがあるものは、「鋭い気」からあなたを守ってくれます。ただし、部屋が狭すぎる場合や、畳の部屋では、ベッドは 置かず布団にしましょう。布団は必ずたたむこと。ベッドカバーやファブリックをブルー系にすると、心身の回復を高め、ダイエットにも効果があります。
お風呂場 お風呂場は愛情運を左右します。お風呂場に置くものは、出来るだけプラスチック素材は控え、ガラスや陶器のものがお薦めです。色はホワイトや、パステル系が良いでしょう。丸いバスミラーを置くと、魅力がアップし、恋愛運を高めてくれる効果があります。鏡はいつもピカピカにしておいてください。洗面台に赤い花を飾ると、愛情運がアップし、対人運もアップします。
トイレ トイレは健康運をアップさせるために、大事な場所です。トイレの中の小物は、ホワイトかパステル系で統一し、いつもキレイにしておくように心がけましょう。汚れたトイレは、健康運や、愛情運をダウンさせてしまいます。ファブリックはホワイトか、暖色系のものがお薦めです。スリッパは必ずおくこと。
自分や家族の健康を守るため、家の運を向上させるために風水を用いてみることはとても良いことだと思います。
陰陽師は陰陽五行説などで気の流れを体得してゆえに風水学の奥義を極めていたのだと思います。
いけないことは守り、良くなることは皆で使って生活を向上させていきましょう。
(陰陽道の本 陰陽道 阿部清明の謎 Dr.コパ、家相の基礎風水 愛知県共済生活協同組合 インターネット公開文化講座 カラーコーディネーターに聞く色の活用術 引用 参照)
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