十二神将・バサラ
式神(しきがみ)とは、日本に古くから存在する呪術のうちひとつ。 陰陽道で主に使用されたので名が残っている。
『式神』の『式』とは「方程式」「算式」などの『式』=即ち法則性であり
この『式』をよく理解したうえである一定の手順を踏むと一定の反応を示す神の事である。
なので所謂使い魔とは根本的に違う。扱い方さえ理解すれば本来は誰にでも使いこなせる。
術としての式神
調伏した鬼神を使役する術法。
わかりやすく一言で説明すると現代ではポケモンでしょうか。
著名なものでいくと、役小角(えんのおづの)・役行者(えんのぎょうしゃ)が使役した「前鬼・後鬼」や、安部晴明が使役した「十二神将」などが有名です。
陰陽師の命にしたがって、害をなす悪霊などを退けたりする。また、要所に設置してそこを守らせるなどの使役法もある。
(安倍晴明は、京都の艮の方向(鬼門)に式神を置いて守らせていたという)
陰陽師の忠実な召使ともいえます
安部晴明は式神を自在に操る天才だったといわれています。この式神とは陰陽道で使われる鬼神のことで、わかりやすくいうと、主人に従う召使のようなものです。
安部晴明の家では誰もいないのに戸が動いたり、門の鍵がひとひとりでにかかったりしたと『今昔物語集』に記されていますが、これは式神の仕業だと考えられています。
しかし、もともと式神と呼ばれる生命体が存在するのではありません。陰陽師が作るのです。
その方法は、基本的には紙や木片を材料とし、これに呪文を唱え、息を吹き付けるなどをして命を吹き込みます。
また、退治した妖怪や鬼をてなずけて式神にする場合もあったようです。
式神が忠実に働くかどうかは主人である陰陽師の力量次第であります。晴明ほどの技量の持ち主であれば、好きな時に呼び出して何でも命ずることが出来ました。たとえば庭や玄関まえの掃除や洗濯など身の回りの世話から、遠方への使い、ボディーガード、さらには病気を治したり協力したり、逆には恨む相手を病気にしたり、殺してしまうこともできました。
しかし、憎い相手を呪って殺してしまおうなどと考え悪用する場合には、注意が必要でした。相手が強力なバリアーを張っていれば、式神は襲うことが出来ずに終わり、式神に込めた呪いは、命令した陰陽師に返って来るのです。自分がかけた式神の呪いで命を落としてはたまりません。まさに、下手をすると、飼い犬に手を噛まれるということが本当に起こってしまうのです。
式神は目に見える式神と見ることが出来ない式神がおります。目に見えるケースでは動物や子供、鳥、鬼といった姿で現れますが、一般的には肉眼では見ることが出来ないと言われています。
有名なのは安部晴明が使ったといわれる十二神将です。陰陽師の占術の式占におみられる十二神将で、青龍(せいりゅう)、勾陳(こうちん)、六合(りくごう)、朱雀(すざく)、騰蛇(とうだ)、貴人(きじん)、天空(てんくう)、天后(てんこう)、大陰(だいおん)、玄武(げんぶ)、大裳(たいもう)、白虎(びゃっこ)と呼ばれています。天空に由来すると考えられ、これらは、仏教でいわれるいところの薬師如来の十二夜叉大将とはまったく別のものであります。
式神と一条戻橋(いちじょうもどりばし)
戻橋はただの橋ではありません。橋は平安京の最北端、つまりここより先は都ではないという都と外の間に架かっていました。
内と外とをつなぐ橋。そしてそれは、生と死の間、あの世とこの世との間に架けられた橋、という意味もなしていたようです。
橋はしばしば、このような意味を持ちます。たとえば高野山の奥の院という、多くの死者が眠る聖地があります。
そこに行くには、一の橋を踏み、二の橋を越え、三の橋を渡らなければなりません。
それは、参拝する私たちが黄泉(よみ)の国を訪れる、つまり、死者に会いにゆくための、欠くことのできないステップだとされています。
芸能の世界では、たとえばお能の場合、怨霊が舞台へ登場する通路を「橋がかり」といいます。橋がかりの向こうは言うまでもなくあの世なのです。
さて、話をもとに戻しますと、戻橋の先に葬送の地がありました。従って葬儀の列は、向こう岸にあるあの世に向けて、この橋を必ず渡っていきました。
ある日、この橋のたもとで、吉野での修行を終えた浄蔵(じょうぞう)という高僧が、その父親・三善清行(みよしきよゆき)の葬儀の列にゆきあいます。急いで祈祷したところ、棺の中の死者たちがたちまち息を吹き返しました。死者はあの世から戻ってきたのです。
それ以来この橋は「戻橋」といわれるようになったということです。『撰集抄』に語られる、十世紀ごろのお話です。
晴明は、この戻橋の下に自分の手先をすまわすせていたといわれています。といっても人間ではありません。式神と呼ばれる、
変幻自在の神でした。
もっとも、始めはこの式神たちを家においていたようです。『源平盛衰記』には次のような話があります。
ある時、晴明の妻が、式神たちをあまりにも怖がるので、晴明はこれに呪いをかけ橋の下に置き、用事のある時だけ呼んで使ったということです。それでこの橋の上で、吉凶を占う橋占(はしうら)をすると、式神が人の口に乗り移って善悪を示すという説も残っています。
晴明は、式神を家の外に出さなければなりませんでした。それなら、自分の家の庭にdも0置けばいいのではないかと思いませんか?なぜ晴明は、式神の置き場所におとさら橋の下を選んだのでしょうか。
それは、橋の下が、この世と霊界との間の通路であるとも考えられていたからなのです。つまり、橋の下で、この世の者はこの世の者でなくなり、あの世の者はこの世へと姿を現じることができるのです。橋の下は異形のものが生まれ、ひしめきあっている、そういうスポットだったのです。
護符(ごふ)
「護符」の意味は真言などを記した札のこと。類語。神仏の名や形像、種子 (しゅじ) 、 真言などを記した札。身につけたり壁にはったりして神仏の加護や除災を願う。 お守り。ごふう。呪符 (じゅふ) 。
護符とは、定められた呪文や特定の記号などを紙に書いたもので、いつも身につけていることで潜在能力を高め、夢や願望を実現できるといわれています。
護符は、気を入れられる人間が定められた方法により作成します。
まず、体を清め、洗い立ての白衣を着用します。そして新品の筆を使って呪文や文字を描きます。護符を作るのは深夜です。
使用する側の願望は、出世することだったり結婚することだったり、お金が貯まることだったりと人それぞれですが、どのケースでも護符を肌身離さずに身につけることが大切です。金運を上げたい人はお財布に入れて使います。
護符には大変強力な気が宿っているので、社会的に許されない行動をとると運気を失い、効き目が無くなると言われています。犯罪などもちろんですが、日ごろから他人に迷惑をかけずにm清い心で暮らす必要があります。
護符は将来起こるかもしれない厄災を予防したり、自分の願望を叶えるために呪力を込めて作成する札のことです。
「それって、神社で売っているお守りと何が違うの?」なんて思いますよね。
簡単に説明すると、護符はあなたの願いを叶えるためだけのオーダーメイド品であり、お守りは万人向けに大量生産されたものということになります。
あなたが最も興味があるのは、「護符を持つと何が起こるの?本当に私の願いが叶うの?」というところでしょう。
そして、どれくらいの期間で願いが叶うのか?
「護符なんて詐欺!」という人もいるけど、「願いが叶った」という口コミは嘘なのか?
そんなことも知りたいのではないでしょうか?
あなたが最も興味があるのは、「護符を持つと何が起こるの?本当に私の願いが叶うの?」というところでしょう。
そして、どれくらいの期間で願いが叶うのか?
「護符なんて詐欺!」という人もいるけど、「願いが叶った」という口コミは嘘なのか?
そんなことも知りたいのではないでしょうか?
実は、護符を持っても願いが叶わない人はいるのですが、そういう人にはある特徴があります。
そして護符で願いが叶う人のパターンもよく似ています。
「願いが叶わない人は、護符の力を信じていないからでしょ?」みたいな浅い話ではありません。
護符をはじめて購入する人の多くが「半信半疑」で購入するのではないでしょうか?
半信半疑というより、9割くらい疑っている人もいます。
護符の力を疑っている人であっても願いが叶う人はいます。
護符で願いが叶う人と叶わない人は何が違うのでしょうか?
また護符の効果っていつから出てくるのでしょうか?
実は、護符を持っても願いが叶わない人はいるのですが、そういう人にはある特徴があります。
そして護符で願いが叶う人のパターンもよく似ています。
「願いが叶わない人は、護符の力を信じていないからでしょ?」みたいな浅い話ではありません。
護符をはじめて購入する人の多くが「半信半疑」で購入するのではないでしょうか?
半信半疑というより、9割くらい疑っている人もいます。
護符の力を疑っている人であっても願いが叶う人はいます。
護符で願いが叶う人と叶わない人は何が違うのでしょうか?
また護符の効果っていつから出てくるのでしょうか?
護符を作成してくれるサイトはたくさんありますが、その中でも口コミの多い2つのサイトを紹介ておきます。
●京都かなえや
●命泉庵ご祈念堂
この2つです。
なぜ願いが叶うと評判なのか?
それは護符作成者の属性に理由があります。
「京都かなえや」は陰陽師の系譜を受け継ぐ方が作成しています。
「命泉庵ご祈念堂」は巫女霊能者による作成です。
護符の効力は「誰が作るか」によって大きく変わってきます。
この2つのサイトには数多くの口コミも寄せられており、多分あなたと同じ悩みや願望を抱えている人がいるはずです。
その人が護符を手にしたことでどうなっていったのか?
多く求められている恋愛関係の護符は、
復縁・夫婦円満・略奪愛・不倫成就・縁切り・結婚・縁結び・片思い成就・子宝
恋愛関係以外でその次に多い護符では、
金運・商売繁盛・人間関係・学業・厄除け
「京都かなえや」や「命泉庵ご祈念堂」の護符は比較的高価です。
護符を自分で作りたいと思ったあなたへ
はっきりいって、紙に文字を書いただけなので、「自分でも書けるんじゃないの」と考える人もいるでしょう。
なので、護符を自作するための手順をこちらの記事で解説しました。
護符を自作したいという方に、護符の正しい書き方をお伝えします。
護符作成のプロフェッショナルである道教の道士の間に伝わる作法です。
また、自作した護符も販売されている護符と同じ効果を発揮するのかどうかについても解説しています。
護符を自作するって、それはかなり大変なことです。道具を揃えるだけでも結構な費用がかかりますしね。
でも、護符を自作できるだけの練習をして、効験のある護符を自作できるようになれば・・・未来が少し変わるかもしれないですね。
筆について
中国産でも国産でもいいのですが、おすすめは松を燃やしたあとの煤を原料にした高級な墨です。
朱墨は赤みがかったものと黄色のものがありますが、赤口がおすすめです。
紙について
墨や朱がにじまないような和紙が適切です。
硯について
硯も墨用と朱用の2種類が必要です。目の細かいものを選びましょう。
こうしてみると、自作するために道具をそろえるだけも結構な出費になりますね。
護符を自作するときの心構え
次に護符を自作するときの心構えについてです。
護符の効力は心身を清浄にして誠心誠意書くことではじめて得られます。
心の中に不純な思いがあったり、煩悩があるようでは、護符を自作したところで効果は期待できません。
護符作成のプロフェッショナルたちは、護符を書く前の一定期間は酒、肉食を避け、沐浴をして心身を清めるそうです。
護符を書くというのは、生半可な気持ちでやってよいことではないのです。
具体的には次のような準備をします。
①護符を書写する1週間前から心を清らかに保ち、嘘偽りを口にしない
②護符を書写する1週間前から肉食・飲酒を避ける
③護符を書写する部屋を掃除し、わずかなホコリもはらう
④水で身体、手を清めて書写する
⑤墨をすりながら神気を取り込む呪文を唱える
⑥書きはじめ、途中、終わりの順序を間違えずに書写する
(筆順を間違えると効験が期待できないと言われています)
護符の正しい書き方
ここまで護符の自作に必要な道具と、護符を自作するための心構えについてお伝えしました。
ここからは護符の正しい書き方について説明します。
道教の道士は、護符を書く前に道具へまじないを唱えるようです。呪文にもそれぞれの流派で決まりがあるようですが、さすがに素人には無理でしょう。
ここでは、基本的な書き順について説明します。
護符の文字は書き順が決まっていますが、基本的には私たちが普段使っている漢字と同じです。
つまり
①上から下へ
②左から右へ
という順番です。
とはいっても、護符に使われている文字は普段目にすることがないものばかり。
「難しいなあ・・・」と思うのが普通です。
でも、作法よりもっと大切なのが「誠心誠意、心をこめて書く」ということです。
まずは「心をこめて書く」というところを意識しましょう。
練習法としては、お手本の護符をトレーシングペーパーを使って完コピするというものがあります。
このような護符の画像をもとに、くり返し心を込めてトレースしていくのです。
何千回も繰り返すことで、コツがつかめてくるでしょう。
自作護符に効果はあるのでしょうか?
最後に自作した護符に効果はあるのか?ということについて考えてみたいと思います。
これは、結論から言うと、「正しい方法で心を込めて書けば効果はある」ということになります。
でも、ここまでの説明を読んでみてどうしょう?
簡単にできそうでしょうか?
多くの人は「ムリ!」と思ったのではないでしょうか?
護符の作成というのは、素人が簡単に身につけられるようなものではないのです。
逆にいうと、護符を自作できる本物の力を身につけたなら、未来は変わるかもしれません。
自分のために作るのはもちろん、誰か他の人のためにも作ってあげることができますからね。
それが評判を呼べば・・・
護符で人の悩みを解決してあげながら、収入も得られる護符作成のプロフェッショナルとして生きていけるかもしれません。
ま、そこまで望む人は少ないと思います。
中途半端に自分で護符を作っても、時間とお金のムダになりかねません。
自分の悩みを本気で解決するための護符は、プロに作ってもらうのが最も賢明かもしれません。
護符作成のプロとして有名なのが、「桃源院かなえや」と「命泉庵ご祈念堂」です。
もし興味があれば、それぞれどのような護符を作っているのか、次の記事を読んでみてください。
かなえや護符
御記念堂護符
護符を作るための道具
これらは高級品でなくても構いませんが、清浄なものでなくてはなりません。
ここでいう「清浄」というのは、俗事に関する事柄を書くのに使ったことがないということです。
よくわからなければ、すべて新品を用意すればいいでしょう。
今後も護符を自作するのであれば、これらの道具は一つの箱にしまい、護符専用にするといいでしょう。
護符の処分について
護符を処分するタイミングは「願いが叶ったとき」もしくは「願いが叶わなかったとき」です。
神社で購入するお守りは1年でお焚き上げをしてもらい、新しいお守りを購入するサイクルになっているのではないでしょうか。
しかし護符はそうではありません。1年ごとにお焚き上げをしてもらって、新しい護符と交換する必要はありません。
護符の霊験は特別なものを除いて長く続くと考えられています。
願いが叶ったときに護符の処分をするというのはわかりやすいでしょう。感謝の念を込めて護符を処分します。
一方、願いが叶わなかったときに処分するというのはどういうことでしょうか?
護符を購入したとしても、必ずしも目的の効果を上げるとは限りません。
これは常識的に考えればおわかりでしょう。護符を購入した人の願いがすべて叶うならこの世から悩みは消えてなくなります。
復縁の護符を作ってもうまくいかないこともあれば、受験合格を願っても叶わないこともあります。
護符にのみ頼って少しも自分で努力しない人の願いは叶いません。
なぜなら「真心をもって護符を所持し、できる限りのことをする」というのが護符を持つときの心構えだからです。
護符は魔法の杖でもなければ、ドラえもんの道具でもありません。
願いを叶えるための努力を正しい方向に導き、その努力のパワーを増幅してくれるものです。
だから、護符にのみ頼って、何の努力もしないなら護符を持つ意味はありません。
このように護符を購入しても願いが叶わない場合はもちろんあるのですが、そのような場合、人は護符に対してどのような思いを抱くでしょうか?
なかにはこんな人もいるのではないでしょうか?
「ちっ、高いお金出して買ったのに何の役にも立たないじゃん(怒)!」
なんて思ったりしませんかね?
このような思いも護符に込められてしまいます。そんなマイナスの想念がたまった護符を放置しておくとどうでしょう?
日本では思いを込めたものには魂が宿ると考えられています。
プラスの思いでもマイナスの思いでも同じでしょう。
マイナスの思いであれば、怨念と言ったりしますね。
そのような護符を放置しておくのは、あまり気分よくありませんよね。
護符を購入して願いが叶わなかった場合、そのまま護符を放置してしまいがちですが、このようなときにも護符を正しく処分することが大切です。
願いが叶わなかったときも、「自分の努力が足りませんでした。今まで力を貸してくれてありがとうございました。」という感謝の気持ちをもって処分することで自分の心をリセットし、次のステージに進むことができるでしょう。
これが、護符を処分しなければならない理由です。
護符を処分するのにごみ箱に捨てたりするのはNGです。
神社や仏閣でお焚き上げをしてもらいましょう。
神社であれば、お焚き上げを希望するお守りや破魔矢などを置く場所があると思います。
そこにいくらかの賽銭を入れて一緒にお焚き上げしてもらうのがいいでしょう。
自分で処分することもできます。
その場合は、マッチやライターを盛り塩の上に置いてお清めをします。
そして浄化されたマッチやライターの火で護符を燃やします。その灰を清流に流すと完璧です。
そう考えると、神社でお焚き上げをしてもらうのが簡単ですね。
(陰陽道・CHARMS(チャームズ)参照)