ストレスが溜まる毎日をおくっていますでしょうか?ストレスで免疫力も減ってきます。
私はいつも元気でいたいと思います。
皆さんも、もう少し元気が欲しい、いつも元気でいたいと思いますよね。
私たちの体にはリズム、それぞれのバイオリズムが備わっています。自分のベストコンディションをつくるうえでいちばん大事なのは、バイオリズムを崩さないようにすることですですよね。
バイオリズムを保つうえで重要なのが、自律神経です。通常、日中は心身を興奮させる「交感神経」がオンになり、夜は心身をリラックスさせる「副交感神経」がオンになります。
そして、日中は活動、夜は休息というリズムが保たれています。
心身を興奮させる「交感神経」が働きピリピリ、ストレス状態のときは、無意識のうちに 筋肉も緊張状態になっています。身体に変調が起こってきて、肩が凝る、背中が張ってしまう、首が痛くなってしまうのも、健康のリズムが崩れたときにおこるのです。こんなときは呼吸も浅くなっています。
イライラやストレスも深呼吸でリラックスすることができるのですよ!
副交感神経で毎日リラックスしましょう!
交感神経は不安やストレスを感じた時に活発となり、副交感神経は睡眠時やリラックスしている時に働いています。
ゆっくりとした大きな呼吸は、副交感神経をスムーズに働かせます。
副交感神経は、ホルモンや免疫の働きを正常化させる働きもあります。
いつでも深呼吸をしているだけで頭がスッキリしてきます。深くゆっくりと酸素を吸い込むことで、全身に新鮮な酸素が行き渡り血行が良くなります。そして心身ともにリフレッシュすることができるのです。
呼吸の仕方ひとつで、心身の健康は大きく左右されると思いますので是非、健康のために呼吸法を覚えてください。
呼吸のリラックス効果
感情と呼吸は密接な関係があります。心身が緊張した状態になると、呼吸は浅く短くなり、眠っている時やリラックス状態の時は、呼吸は深くゆっくりになります。
呼吸を整えることで、以下のようなさまざまなリラックス効果が得られます。
誰でもできる腹式呼吸
深くゆったりと息をするためには、お腹で呼吸する「腹式呼吸」が1番です。
下腹を膨らませたり引っ込ませたりすることで、腹圧により深さやリズムを整えることができます。上向きで寝ながらできる呼吸法ですので初めは寝てやるのが良いでしょう。やり方は、まず
- 仰向けに寝転んで、ゆっくりと口から息を吐きます。手は横に少し開いて置いておくか、お腹の方に組んでいてもよいです。足は少し開けて身体を休めるように楽にしてください。
体の中の空気を全て外に出すつもりで、時間をかけて吐きましょう。
この時、お腹が徐々に引っ込むように気を付けます。 - 鼻から深く息を吸います。
舌を上顎につけるようにすると良いでしょう。
この時、下腹が膨らむように気を付けましょう。 - 再び口から息を吐きます。
吸った時間よりも1.5倍から2倍かけるつもりで、長くゆっくりと行います。 - この動作・呼吸を繰り返します。呼吸の基本は「ちゃんと吐く」ことから。まずは「いーち、にー、さーん」と頭の中で数えながら、ゆっくりと口から息を吐き出します。息を吐き出せたら、同じように3秒数えながら、今度は鼻から息を吸い込みます。これを5~10分くらいくりかえします。
慣れてきたら、息を吐く時間が吸う時間の4倍位の長さになるように頑張りましょう。
- ポイント1
「吸って吐く」のではなく、「吐いて吸う」という順序を心掛けましょう。 - ポイント2
お腹の上に本をのせると、腹式呼吸の様子が目で確認しやすくなります。 - ポイント3
横になることができない場合は、椅子に腰掛けて行っても良いでしょう。
おへその下に両手を当てて、下腹の動きを意識しましょう。
呼吸法を覚えて血流を良くすれば、ストレスにも負けず精神的にも強くなれ、体の免疫力も上がって来ます。病気を避けて毎日の健康を手に入れられます。
東洋医学では健康を維持するため呼吸法が重要視されていますが、ヨガや拳法などを始め、その種類は数多く存在します。
陰陽道 体内の邪気を吐き出す呼吸法
陰陽道には六気法というものがあり、これは臓腑に溜まった邪気を体外に出す方法であります。
文献から仕入れたもので、難しいですが、今回はこれをご紹介させていただきます。
五行(木、火、土、金、水)と相火である三焦を合わせて六気としそれぞれに属する固有音を発しながら息を吐き出すのです。
(ただし音を出すのではなく呼吸で吐き出すときに出るようにイメージする)
呼吸法の基本は息を吐き出すことから始まります。このとき下腹を凹ますようにしてなるべくゆっくりと吐き出します。その後に息を吸うのだが今度は口からでなく鼻から吸い下腹を膨らませながらゆっくりと吸い込みます。
木の呼吸法
目を見開き、口を丸く開け『ホーッ』という音を出すイメージで息を吐き、このとき肩を落とすようにします。これを六回繰り返します。肝臓や目の病気に効果あり、春に行うと良いとされています。
火の呼吸法
両手を組み、手のひらを上に向けて背筋を伸ばし『アーァ』とあくびをするような感じで口を開けながら息を吐いていきます。心臓に良く、夏の暑い時期に行うと効果的だそうです。
土の呼吸法
口の左右を大きく開くような感じで『ハーッ』と息を吐きます。胃腸の弱い人やお腹が張ったときに行うと効果があるらしいです。
金の呼吸法
息を吸うときにゆっくりと両手を上げていき、吐くときには両手をゆっくりと下げていきます。このとき軽く歯を噛み合わせ『シーッ』というイメージで息を吐いていきます。肺病に効き皮膚病にも良いそうです。秋に行うと効果的だそうです。
水の呼吸法
息を吐くときに両膝を抱えるようにして口をすぼめて強く『スー』または『ツー』とと音を出すイメージでうずくまります。息を吸うときはだんだん上体を起こしていきます。腎臓病や冷え性の人に効果があるそうです。冬に行うと効果的だそうです。
三焦の呼吸法
仰向けに寝て、笑ったときのような形に口を開き『シーッ』と息を吐いていきます。熱があるときに行うと効果的だそうです。
呼吸法を行う際は、ただ形のみを重要視するのではなく、もし内蔵に悪い箇所あれば、その場所を意識し、気の働きが患部を癒やしていくようにイメージすることが肝心であるとされています。